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創作まとめ

シキとスズと世界のこと・その2

2017年11月25日twitterlog

・ロナニハハを継ぐものは、ロナンの呪いを解くことができる
・呪いを治療したロナニハハは、自分の呪いが進行する
・完全に侵食されれば、死より恐ろしい事態になる、らしい。
・スズ・ロナニハハの侵食は身体全体から左頬まで。
・2人の旅の(当初の)目的は、出来る限り、ロナンの呪いにかかった人たちを治療すること。
・元々はスズひとりでやってたけど途中からシキが付いてきた

・そして。
ある時、市場で売られていた一冊の書物を見つける。日に焼けてぼろぼろ、劣化が激しくページ抜けも多い。しかしかろうじて読める文字をたどると、書かれていたのは、『ロナニハハの呪いを消す方法』だった

・シキが興味を示して、この本が完全に読めるような状態のものはないか探そうとする。しかし大都市の古い資料を保管しているところでさえ、その本の状態は悪く、肝心な解決方法が書かれているページが抜け落ちている。

・そして2人はある噂を聞く。「どんな古い本だろうと、本として作られていたものだったら、完璧に読める状態で持っている《貸本屋》が居る」
・《貸本屋》に頼めば、どんな本でも手に入る。その本がどんなにありえない内容だったとしても。本であるならば。
・しかし《貸本屋》は常に移動しているらしく、出会えた者は少ない。ひとかどうかもわからないが、人の言葉は話すようだ。浮浪者ともいえるような、薄汚い格好をしているらしい。ぼさぼさの赤毛に、薄汚れた砂色の布をまとい、赤い鞄をさげて、へびを首に巻きつけている、とか。
・あくまで噂だ。けれど行く先々で、僅かながら《貸本屋》の噂は広まっていた。中には、出会えた、と言う者も居た。
・ということで、現在は2人はロナニハハの全ての呪いを消す方法を手に入れるべく、治療を行いながら、《貸本屋》を探している。



・スズは数日に一度、激しい痛みを伴う侵食に耐えなければならない。ロナニハハの模様の箇所に激痛が走る。
・ロナンの呪いを持っている者も同様。だから、どんなにロナニハハを嫌悪していようと、金を払ってでも治療してもらいたがる。不治の病だから。
・ただし。
その際、模様の箇所にシキが触れると、痛みが和らぐ。これは、実は《リドリメ》の力を持っているから。
・ロナニハハとノトコ。そのどちらにも耐性をもつ特殊な存在が《リドリメ》。
・これはまだこのせかいでは未解明で、存在は伝説レベル。居るはずないとされているくらい希少価値が高い。でも、シキは誰にも(自分さえも)気付かれないまま、成長していった。
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